ミニマリスト×育児は相性がいい?

習慣
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子育てに熱心な親ほど、「これが正しい」「こうすべき」という情報に振り回されがち。
特に現代は、SNSや育児書でさまざまな意見が飛び交い、「何が本当に大事なのか?」と迷ってしまうことも多いですよね。

でも、実は育児も「引き算」することでラクになるのかもしれません。
ミニマリストが「持たない暮らし」で身軽に生きるように、子育ても「余計なものを手放す」ことで、もっとシンプルで心地よいものになるのでは?

今回は、おおたとしまささんの著書『引き算の子育て』をもとに、育児における「引き算」の考え方を紹介します。

今回の内容はネタバレも含むため本を読み切ってから閲覧したい場合は下記のリンクからお読みになってから戻ってきてください✋

ミニマリスト リョヘイ

20代後半で結婚し、3歳、0歳の男の子を子育中の30代
ミニマリスト歴2年半実践した私がモノや家事を最低限にし自由な時間を増やす方法や心構えを発信しています。

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「引き算の子育て」とは?

『引き算の子育て』とは、「あれもこれもやらなきゃ!」という考えを手放し、子育てをもっとシンプルにするという発想のこと。

本書にはベテラン教育者が二人登場するのですが、その二人がより良い教育を目指して試行錯誤した結果が手出し口出しをしなければしないほど子供は伸びるという結論でした。

  • 「ちゃんと育てなきゃ」と思うほど親も子も苦しくなる。
  • 子どもにあれこれ教えるより、「ありのままを見守る」ことが大切。
  • 未来の不安にとらわれず、「今ここ」を大事にする。

まるでミニマリストの考え方とそっくり!
「足すこと」ばかり考えず、「引くこと」で得られるものを大切にする子育てです。

「個体発生は系統発生を繰り返す」という生物学の有名なヘッケルの法則があります。

筆者のおおたさんは教育現場を観察してるうちにおぎゃーと生まれてからも個体発生は系統発生を繰り返してるのではないかと感じており、この仮説をもとに本を書いています。


「引き算の子育て」で得られる内容

1. 子どものありのままをおもしろがるだけでいい

[良い教育]よりもプロセスが重要!

[良い教育]よりもプロセスが重要!

「子どもに良い教育をしなきゃ」と意気込むより、子どもがどう考えているのかに興味を持つことが大切。

✅ 例えば…

  • 3歳の子が「なんで空は青いの?」と聞いてきたら、親が正しい答えを教えるより「どう思う?」と聞いてみる。
  • 失敗しても「こうなると思った?」と興味を持って聞いてみる。

「親の正解」を押し付けるのではなく、子どもが持つ発想を楽しむことで、子ども自身の考える力が育つ。

「家畜」と「野人」どちらを育てたい?

子どもは本来、自分がやりたいことを自由にやる「野人」のような存在。でも、親や先生の期待を基準にして生きるうちに、「家畜」のようになってしまうことがあります。

  • 野人タイプの子ども → 本当にやりたいことをやる。好きなことに没頭し、自分で考えて動く。
  • 家畜タイプの子ども → 親や先生の期待を基準に行動する。正解がないと不安になる。

✅ 例えば…

  • お絵描きをしているとき、「青い太陽」を描いたら「太陽は黄色でしょ?」と言ってしまうと、子どもは「正解に合わせなきゃ」と思うようになる。
  • 本当は虫をじっくり観察したいのに、「早く宿題をしなさい!」と言われると、「やりたいことより、言われたことを優先しなきゃ」と考えるようになる。

「野人」のように自由に発想し、やりたいことを楽しめる子どもに育ってほしいなら、親は「こうすべき」を押し付けるのではなく、子どもの考えをおもしろがる姿勢が大事。なく、子どもが持つ発想を楽しむことで、子ども自身の考える力が育つ。


2. 将来どうかなんて考えるだけ無駄!

「このままだと将来困るかも…」と考えすぎると、不安になり、つい口出しが増えてしまう。

✅ でも実際は…

  • 今の行動が10年後どう影響するかなんて、誰にも分からない!
  • 目の前の「今」を大切にすれば、結果的に子どもは自分で道を見つけていく。

子どもが「今」何に夢中になっているかを大事にすることで、自然と自信や学びにつながる。

今を大切にしてるかどうかを判断するのに、大きな方向性としては著者のおおたさんが下記のブログで書いてあるように幼児期は原始人、児童期は古代人、中高時代は中世から近代とそれぞれの時代を満喫してるかどうかで判断するとわたくしは良いかと思ってます。

おおたとしまさ『ヘッケルの法則を子育てに応用する』
「個体発生は系統発生をくり返す」という、生物学の有名な仮説が「ヘッケルの法則」です。胎児が生命の進化の足跡をたどっているという考え方です。 おぎゃーと生まれ…

3. 成功ではなく成長を考える

親はつい「何ができたか」「どんな結果を出せたか」に目が向きがち。でも、もっと大切なのは「どんなプロセスでここまできたのか?」という視点。

✅ 例えば…

  • お絵描きをした子どもに「上手だね!」ではなく、「どんなこと考えながら描いたの?」と聞いてみる。
  • 勉強のテストでいい点を取ったら「すごいね!」ではなく、「どんな工夫をしたの?」と声をかける。

過程を大事にすることで、子ども自身が「どうすればもっと成長できるか」を考えるようになる。

プロセスを大事にすると成長につながるという子育てママ、パパの発信は多いです✋


4. つい怒鳴るを直すには?

「ちゃんとしてほしい!」と思うあまり、つい怒鳴ってしまうこともありますよね。でも、怒鳴っても子どもは変わらない。

✅ 変えられるのは…

  • 「自分の子どもとの関わり方」や「見る目」だけ!
  • 子どもに「こうすべき」と押し付けるのではなく、親が「どう関わるか」を変えると、自然と子どもも変わっていく。

例えば、

  • イヤイヤ期の子どもが「着替えたくない!」と言ったら、「どの服がいい?」と選ばせる。
  • 何度注意してもおもちゃを片付けないなら、「一緒にやろうか?」と関わり方を変える。

親の行動を変えることで、子どもとの関係が良くなり、自然と子どもも成長していく。


まとめ

まとめ

「これをしなきゃ」「こう育てなきゃ」と、つい足し算ばかりになりがちな子育て。でも、本当に大切なのは「引き算」で余白を作ること。

  • 子どもの考えに興味を持つ
  • 未来の不安より「今」に目を向ける
  • 成功より「成長」を大切にする
  • 怒鳴るのではなく、親の関わり方を変える

こうした「引き算の子育て」は、ミニマリスト的な暮らしとも相性抜群。余計なものを手放すことで、本当に大切なことが見えてくる。

「やらなきゃ!」を減らし、シンプルで心地よい子育てを楽しんでみませんか?😊

本書では教育観が同じだけど、授業の方針が違う二人のベテラン教育者が実際の教室で行ってることや考えてることが書かれてるのも醍醐味となっておりますので興味を持った方はお読みください✋

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