紙の手放し方〜後編〜

断捨離

前編では、紙の断捨離を進めるための基本的な考え方や、筆者自身の実践例についてお話ししました(詳しくは「紙の手放し方〜前編〜」をご覧ください)。

しかし、「それでもまだ紙が家にたまってしまう…」「どうしても手放せないものがある…」と感じている方も多いのではないでしょうか?特に30代の子育て夫婦にとっては、チラシや子どもの書類、DMなど、日常的に家に流れ込んでくる紙類の対処は頭を悩ませる問題ですよね。

この記事では、そんな方に向けて、さらに実践的な紙の断捨離テクニックをご紹介します。家庭の中でスムーズに紙を手放すための工夫を一緒に見ていきましょう。


チラシお断りシールの活用

ポストに入る紙類の中でも、最も多いのがチラシではないでしょうか?不要なチラシが溜まると、そもそも整理する手間が増えてしまいます。そこで便利なのが、「チラシお断りシール」です。

このシールをポストに貼ることで、配達員が不要な広告を入れないよう配慮してくれるケースがほとんどです。自治体によっては無料で配布されていることもあるので、ぜひ確認してみてください。

筆者自身もこのシールを活用してみたところ、貼る前と比較して9割以上のチラシが来なくなり、驚くほどスッキリしました。結果的に、ポストを開けるたびに「何かが溜まっている」というストレスが減り、脳のリソースが大幅に空く効果を実感しています。

チラシそのものを家に入れないという予防策を取るだけで、紙の量はぐっと減ります。


ワンパスワードの活用

請求書や明細書など、紙で受け取る必要のない書類は、可能な限りデジタル化することをおすすめします。そこで便利なのが、「ワンパスワード(1Password)」のようなパスワード管理ツールです。

筆者もこのツールを使い始めたことで、以下のメリットを得られました:

  • 銀行の認証番号表をスマホに保存できるようになり、実物を手放すことができた。
  • 保険証やマイナンバーカードなどの重要なカード類もデジタル化して保存。出先でカードを持っていなくても、スマホで内容をすぐに確認できるようになった。

書類やカードをデジタル管理することで、紛失リスクを減らしつつ、紙の量を大幅に減らすことができます。さらに、必要な情報に即アクセスできるのも大きな魅力です。


ポストに入ったDMや重要書類は帰ってすぐに処理

紙の断捨離で重要なのは、「紙を溜め込まない習慣」をつけることです。特にポストに入るDMや重要書類は、帰宅後にすぐ開封し、以下のルールを実践しましょう:

  • DMやチラシ: 不要なら即ゴミ箱へ。
  • 重要書類: 必要なら決まった場所に保管するか、スマホで写真を撮ってデジタル化。

筆者自身もこれを実施することで紙がたまることがほとんどなくなりました。
習慣化していくとだんだんと必要なものと不要なものとを分ける精度が高くなり、不要なDMやチラシに関しては1分で処理、重要な書類は記入なども含め長めに見ても10分ほどで終わります。

帰宅後すぐに処理することで、紙が「とりあえず置かれる」状態を防げます。


子どもの書類や大人のもらった書類も帰ってすぐに処理

特に子育て中の家庭では、学校からのお知らせやプリントが日々増えていきますよね。また、仕事や地域の集まりで受け取る書類も少なくありません。

これらの紙類も、家に入ったその瞬間に処理することが大切です。以下のルールを取り入れてみましょう:

お知らせ系プリントの対処法

  • 学校からのお知らせやスケジュール表は、すぐに内容を確認してスマホで写真を撮影。紙は捨ててしまう。
  • 必要なスケジュールはデジタルカレンダー(Googleカレンダーなど)に即座に入力する。これで忘れるリスクを回避!

作品や成績表など思い出に関する書類

子どもの作品や成績表は、すべてを保管するのではなく、「特別なもの」を選んで残すルールを決めるといいです。筆者の場合は以下の方法を実践しています:

  • 写真に残す: 捨てるのが惜しい作品は写真を撮ってデジタル化。アルバムアプリやクラウドで簡単に整理可能。
  • 時期を決めて整理: 学期ごとに見直し、「本当に残したいものだけ」を選ぶ。残すものは1つのボックスに収めることで管理が簡単になります。

大人のもらった書類の対処法

地域のイベント案内や仕事で受け取った書類も「帰ってすぐに処理」を徹底。必要な情報はすぐに確認して、不要なものは即処分。保存が必要なものは、クリアファイルやデジタル化を活用してスッキリ保管しましょう。れません。これについては、「本当に必要なものだけを選ぶルール」を決めておくとスムーズです。


まとめ

紙の断捨離を成功させる鍵は、「そもそも紙を家に入れない」「入ったらすぐに処理する」「残すべきものを厳選する」という3つのポイントにあります。前編の記事で触れた基本的な考え方をベースに、今回ご紹介した具体的な方法を取り入れてみてください。

日々少しずつでも取り組むことで、気づけば家の中がスッキリしてくるはずです。紙が減ると、心も軽くなるもの。ぜひ、あなたの生活に合った断捨離方法を見つけてみてくださいね。

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