車の断捨離

皆さんは日々の生活の中でこのようなことを思ったことはないでしょうか。

• 田舎に住んでるので車がないと生活できない
• 生活費が割と高く、貯金なんてできない
• 車のメンテナンスにあんまり時間をかけたくない
• 自動車税、任意保険、ガソリン代などいろいろとかかるのはわかるけど仕方ないよね

車ってかなり便利ですよね。田舎だと場所によっては車なしで生活するのが困難かと思います。我が家でも車を夫婦1台ずつ所有していた時はそのように思っていました。

我が家では妻の二人目の妊娠の時に車が本当に2台も必要なのかを見直して1台を手放し、現在は夫婦共有で1台の車を所有しています。

それに至るのにどのように考えたのかを共有しようかと思います。車を手放したいけどなんとなく不安と思ってる方の参考になれば幸いです。

筆者ミニマリスト　リョヘイに関して知りたい方はプロフィールを記しましたのでこちらからお願いします。
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車1台にかかる料金は？

下記に車(軽自動車)1台にどれだけのお金がかかるかを表で示します。

中古車の予算立て	10年間の費用	年間の費用にした場合	月々の費用にした場合
任意保険料(ネット保険、車両保険なし、少し高めに設定)	500,000円	50,000円	4,167円
自動車税	108,000円	10,800円	900円
定期点検整備費用(交換部品抜き)	150,000円	15,000円	1,250円
車検	330,000円	33,000円	2,750円
燃料代(レギュラーガソリン170円/L,年間9000km,燃費15km/L)	1,020,000	102,000円	8,500円
メンテナンス費用(夏冬タイヤ計4回、バッテリー2回、点検車検時の消耗品など)	370,000円	37,000円	3,083円
洗車(月に1回、700円コース)	84,000円	8,400円	700円
駐車場代(毎月3,300円)	396,000円	39,600円	3,300円
事故や故障でかかる費用(バンパー交換、エアコン修理、発電機修理など)	300,000円	30,000円	2,500円
レンタカー代(事故、修理、緊急で借りる10日間必要が出た場合)	50,000円	5,000円	417円
維持費合計	3,308,000円	330,800円	27,567円
本体購入費用	1,650,000円	165,000円	13,750円
本体＋維持費の合計(27,567円+13,750円)	4,958,000円	495,800円	41,317円

一番低価格の軽自動車ですら毎月約4.2万円かかる計算になります。
低めに見積もってるため、都会に住んでる方であれば駐車料月1.5万円かかったり、車検で部品交換があればさらにかかります。また、コンパクトカーであれば本体は200万円、維持費1.25倍くらい、ミニバンやSUVであれば本体300万円、維持費1.5倍ほどお金がかかります。

またリセールの高い車を購入したとしても盗難や破損のリスクなどがあるため投資として考えるには厳しいでしょう。

すなわち車は金食い虫ってことなんです(笑)

周りの人に聞いてみたところ車の費用を本体価格＋ガソリン代のみで計算してる人が多いように感じており、維持費を把握していない人が多いのに危機感を覚えました。

これだけかかると考えると家賃が2~3万円上がっても車を手放せる生活ができるなら経済的にはメリットが大きいということも伝わるかと思います。

車がないと生活できない状態とは？

田舎にいたら車がないと生活できないとよく言われますが、そもそも車がないと生活できない状態ってどんな状態なのかを考えてみました。

私の考える車がないと生活できない状態は下記だと考えてます。

・出勤や食料品、日用品の買い出しなど生活に必須なことが車がないとできないこと。

最近はネットスーパーが活用できたり、リモートワークで出社の頻度が少なくても可能なお仕事も増えてきました。

その場合は頻度にもよりますが車を手放せるかと思います。

我が家のライフスタイル

上記のことを踏まえて我が家のライフスタイルを見直してみました。下記が車を手放す前の習慣です。

• 休日は食品、日用品の買い出しで一台しか出さない
• 出勤で夫婦二人とも使用してる
• 私の会社では電車とバス(またはタクシー)を活用して出勤してる方もいる
• 子どもの送迎で嫁が使用している
• 旅行時は車一台のみで行ける（場合によっては公共交通機関を使用する。)

出勤で夫婦使用しているのが車を手放すネックになっていたため、私の方で電車とバスを活用できないか活用している人に聞いてみました。

まず、お金周りに関して電車通勤の場合は電車の1カ月分の定期分が支給されるため、6カ月分の定期を購入すると1カ月分の定期より1カ月単位で約2200円得になります。

時間に関しては駅から徒歩まで片道約20分、電車とバスまたはタクシーで片道30分かかります。
車通勤の時は片道30分ほどで少し通勤時間は長くなってしまいますが、公共交通機関活用時は何か本を読んだりメモを書いたりと車通勤時より明らかに自由度が増します。

また、仕事柄同じ姿勢でパソコンをずっと触ることが多いため、徒歩の時間を強制的に作るのも悪くないと思いました。

車なしの通勤スタイルへ

車なしが嫌だった時にすぐ戻れるよう1か月だけまずは試しにやってみることにしました。

いざ車なしの通勤スタイルに変更してみて、かなり満足度高く公共交通機関を活用できると感じました。

雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けずを体現するため少し不便を感じるかもしれませんが、電車やバスの隙間時間でできることはかなり多いです。

また、普段の仕事であまり関わらない、別部署の方と話す機会も増えたため交流が少し広くなったのも個人的には良いことです。

雪や雨風が激しく、一番徒歩通勤がしんどい2月でもメリットを享受できたので車を手放すことを決意しました。

手放す過程と苦労

嫁の車を実際に手放す際には、「MOTA車買取」というサービスを使って手放しました。
https://autoc-one.jp/ullo/

このサービスの特徴は以下の3点です。

• 査定上位の買取店に絞られる
• すべての買取店に会わなくても比較ができる
• 競うことで自然と高額査定になる

車買取で苦労するのは電話ラッシュと聞いてましたがこちらのサービスを使うと電話ラッシュも全然なく安心して行えました。

ただ書類関係に関しては嫁が県外からこちらに来たこと、車の所有者は嫁だが結婚して名字が変わっていたこともあり手続きに苦労してました。

必要な証明書が郵送で送られるのと、自動車税を支払うか支払わないかぎりぎりのタイミングで行っていたため少し焦っていました。

結果的に自動車税かからないタイミングで名義変更ができたのですがみなさんが行う場合は手放したい日の1か月以上余裕をもって行ってもらえると嬉しいです。

一台手放すことで車のタイヤ交換やオイル交換、タイヤの空気入れやガソリン入れ、洗車などのメンテナンスにかかる時間が激減するのはとても大きなメリットでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私たちのような田舎に住んでいる場合車は夫婦1台ずつ必要と思いがちですが、工夫をして台数を減らすことで大きなメリットを感じることができるかと思います。

車のメンテナンスの時間が好きな方にとっては手放す選択は無理にしなくてもいいかと思いますが、交通手段と割り切ってる方であれば台数を減らすチャレンジする価値あると思います。

少しでも参考になれば幸いです。

それでは～